スマホでシネマティックなおしゃれな動画が撮れますよ!

スマートフォンを常に持ち歩いているために、容易に動画を撮影することができるようになりました。

そのことが、動画配信サイトYouTubeの発展に繋がっていると言っても過言ではありません。

最近では、アプリなどを使えば、プロカメラマン顔負けの映像を撮影することも可能となっています。

では、映画のような映像(シネマティックなんて言いますが)を撮るためにはどうしたらよいのでしょうか。
ちょっと複雑ですが、以下の手順で撮影することが可能です。

  • 撮影するカメラのカラープロファイルをLogモードで動画を撮影する
  • 撮影した画像の色調整(カラーグレーディング)する(後処理)

この2つの作業が必要となります。このような手順を踏まなくても、現在公開されている動画撮影アプリに、” シネモード ” などがあれば手軽におしゃれな動画が撮れるかもしれませんね。

しかし、アプリを使用するよりも、Logモードで撮影して、色調整する方が画質の幅も広がりますし、より自分好みの映像にすることができますので、ぜひチャレンジしてみませんか。

Logモードも各社で呼び方が異なりますので、使用しているカメラの取扱説明書をお読みください。
Logモードについては、またの機会にまとめたいと思います。

  • そこで、スマートフォンのカメラにLogモードってあるの?
  • 自分の持っているデジタルカメにLogモードってあるの? 

ということが気になります。

デジタルカメラだと撮れそうですが、安価なデジタルカメラではLogモードがついてないものがあるため、少々高価なデジタルカメラでなければ、Logモード撮影はできない感じです。

そこでおすすめするのが、FiLMiC Pro(有料)というスマートフォン用のアプリです。

ただし、¥1,840円と有料となっていますが、高価なデジタルカメラを購入するよりか費用もかからないのでよいかと思います。
iOSとAndroid双方にアプリはありますので、それぞれのストアよりご購入ください。

このFiLMiC Proを使うことによって、Logモードで動画を撮影することが可能となります。

FiLMiC Proの操作画面です。左下の赤丸がカラー設定です。
カラー設定の中にLUT設定があり、Log V2がLogモードとなっています。

そこで、FiLMiC Pro(Logモード)とSonyα7Ⅲ(Logモード)とiPhone11Pro(Logモードではない)の3種類の比較動画を撮ってみましたのでご覧ください。

単調な映像であったために違いが分かりづらいかもしれませんが、石碑の左側の木々の部分などで違いがわかるのではないでしょうか。

次回はもう少し違いがわかるように仕上げたいと思います。

ということで、スマートフォンでシネマティック動画を撮る方法をご紹介いたしました。

シネマティック動画は少し手順が多くめんどくさい印象だかもしれませんが、きっと役立つ時があると思います。
日常生活での動画とちょっと雰囲気の違う動画を撮りたい時にお役立てください。

  1. スマートフォンの有料アプリ、FiLMiC Proを使い、Logモードで動画撮影する
  2. 後処理の中で色の調整(カラーグレーディング)する

以上2つの手順を行えば、すぐにでもシネマティックなおしゃれな動画を作ることができます。

ぜひチャレンジしてみてください。