お盆に未来を考える(1)
今、まさにお盆の連休真っ只中ですが、コロナ禍に加えて連日の大雨で「家で過ごす」ことを余儀なくされています。
こんな時は「本を読んだり、調べ物をしたり」する絶好の機会ですので、いろいろ考えてみました。
そんな「お盆に未来を考える」シリーズを今日から3回で記事投稿します。
玖珠町の未来予測
弊社が拠点を置く玖珠町(大分県玖珠郡)は「人口減少と過疎化」という大問題を抱えています。
2021年7月時点の玖珠町の人口は「14,753人(6,648世帯)」ですが、国税調査を元にした人口予測は次の通りです。
10年後(2030年)には、約12000人
20年後(2040年)には、約9600人
年代別の数値も大事で、若者がどんどん減っていくのが明らかです。
そうなるとどうなるかを考えると、、
- 小学校は統廃合され、1つないしは2つになる。
- 高校は、廃校になり、玖珠の子達の大部分は日田に通う。
- となると「玖珠ではなく日田に住んだ方が便利」と考える人が増える。
- 今よりも「帰省して働く、または何かする」というUターンの魅力が減る
- さまざまな事業が成り立たなくなる(パイが減るため)
- 行政機能が維持できなるなる(日田に吸収?)
- 自営業の人が「継がせたくない」を考える
- 商業施設が減り、暮らしにくくなり、若者への魅力が激減する
- 空き家が増える(不動産価値の減少)
- 公共施設が成り立たなくなり、利便性が低下する
- 高齢化が進むが、サービス事業者や従事者が確保できない
- 中学校の同窓会は、博多駅周辺で?
その時の自分は、64歳。
そんな20年後、自分は64歳です。
おそらく父母は他界し、子供達はそれぞれの家庭を持っているかもしれません。
例えば、長女は博多で、長男は東京で、次男は大阪にいるかもしれません。
玖珠にいるのは妻と2人。
その時、何を生業としているかにもよりますが、もし「玖珠でなくとも成り立つ事業」をしていたとすると
子供達が孫達を連れて帰りやすく、玖珠の実家の様子も伺えて、医療や介護面でも安心して暮らせる場所
に住もうと考えるのは、当然かなとも思います。
具体的には、博多駅から車で20分くらいだと最高です。
福岡空港も近く、新幹線も近く、高速道路も近いので。
ただ、子供たちにとっても、自分にとっても「故郷は玖珠町」というのは変わることがなく、いつも心のどこかに「玖珠はいまどうなっているのだろうか?」と思いながら、残り35年(人生100年時代なので)を過ごすことになります。
今なら「ぎり」間に合うかも
そんな玖珠町の未来予測、今なら「ぎり」間に合うと思って、トーカーワークスを立ち上げました。
現在、同じ問題を抱える全国の地方自治体が、あの手この手で打開策を探し「地域活性、地方創生、町おこし」のスローガンで取り組んでいますが、大多数が上手くいっていません。
※ その理由は、弊社なりに分析していますが、今回は割愛します。
この無理難題に、民間事業者として何ができるのか?
もしかしたらうまく行かずに「そういえば昔、トーカーなんとかって会社があったね」となるかもしれません。
もしかしたら大きな流れを作って「大分になんか面白い町があるらしいよ」となるかもしれません。
後者になるために「今」何をしたら良いか、これからも「しんけん」考えていきたいと思っています。